革靴のつま先キズ修理とクリーニング

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革靴のつま先キズ修理とクリーニング

仕事中、気付いたらよくぶつけてしまう靴のつま先…

 

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つま先をぶつけてしまう事は仕方のないことです。
問題はこの後どうすれば良いかという問題です。

よくやりがちなのはこの傷を隠そうと
この上から補色チューブのリキッドを塗りたくってしまうことです。

この方法は絶対にやめましょう。

革の上にプラスチックを埋め込むようなもので、万が一キズが隠れたとしても、

革肌の上に大量のアクリル樹脂を流し込むことで、革の素肌がボロボロになってしまいます。

つまりは、ヒビ割れの原因にもなるのです。

 

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まず大事なのは「表面の汚れや付着物を落とすこと」です。

何を使って汚れを落とせばいいかと言えば、いわゆる靴リムーバーです。

それを布に染み込ませて革の表面をさすってあげます。

しかしこの作業、実はかなり繊細です。

汚れを必死に落とそうと強くこすりすぎると、逆に革が傷んでしまうことがあるからです。

ご自身では手に負えないと思ったら、弊社のようなプロの専門店に早めにご相談ください。

 

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そして普通であれば、この後、乳化性の靴クリームを塗っていくわけですが…

今回のようなキズは、靴クリームを塗っただけではキズを隠すことはできません。

今回お客様が気にされた傷は深く抉れて黒く変色し、凹凸になっています。

まずはそこを平らにすることから始めます。

つまりヤスリ掛けを行なうのです。

 

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これもむやみやたらにヤスリ掛けをするわけではありません。

激しく擦ると、革自体が削れ過ぎて薄くなり、逆にその箇所が不自然になるからです。

(このヤスリ掛け自体は決して靴に良い事ではないのですが。詳しくは後述にて…)

細心の注意を払いながら作業を行います。

 

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その後、顔料を極少量含ませた着色クリームを薄く塗り込みます

少しこのまま放置させて乾燥させます。

 

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その後に靴クリームを塗ります。
今回は水分が少なめで、キズの後に塗ってもシミになりにくい
サフィールのクレム1925を使用します。

 

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これも塗りこんだら、少し放置。
溶剤を少し飛ばします。

 

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その後、ワックスを塗っていきます。
ワックスは光らせること以外にも、キズ補修にも役立つとても便利な道具です。

 

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つま先が光ることがお嫌いではなければ、ご覧のような艶を演出できます。

キズが隠れた上に、つま先まで綺麗になれば心踊る方も多いかと思います。

ぜひ最初にご紹介した画像、つま先の一番初めの状態と比べてみてください。

 

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ちなみに、このキズ修理と靴磨きを弊社でお任せいただいた場合の料金は、

ハイエンドポリッシュ(スムースレザー/ローカット)3,000円+税

です。
キズ補修もやってこの値段??
意外と高くないかも!
とお思いの方もたくさんいるかもしれません。
実は…
キズ補修の追加料金は特に頂きません。(※現在のところ)
これには理由があります。
お客様の靴の状態は千差万別です。
どのようなキズや状態なのか、私たちの手元に届くまでそれが分かりません。

 

店頭接客であれば、直接お客様と対峙しながらその状態を確認することができます。

しかし、ネットではそれが出来ません。

 

靴が私たちの手元に届いてから、キズ補修代が新たに追加になる。。
そのような不安を掻き立てるようではお客様を安心させることが出来ません。
その思いがあり、こうしたキズ補修は追加料金はいただきません。
つまり、靴磨き料金の中にキズ補修代が含まれている、ということです。

ちなみに、足数やコースによっては送料がかかってしまう場合もありますが、

先日お伝えした往復送料が無料になる方法を上手く駆使してあげましょう。
往復送料を払わずに上記の金額でお靴を綺麗にしてしまう方がかなりお得です。

もう1足で追加で磨けるくらいの料金になるからです。
わざわざお店に持っていく手間や時間も省けます。

宅配専用サイトは、忙しい人にとっての味方です。

 

 

※キズ補修について
弊社で行なう場合、ほとんどが事前にお客様にご了承をいただいてから行います。
なぜなら、ヤスリ掛けという行為自体が決して革に良いことではないからです。
元々、革の表面、銀面と呼ばれる表面はそんなに厚いものではありません。
むしろものすごく薄い層でできています。
これをヤスリ掛けで削りすぎると、革本来の自然なツヤが失われます。
削った革の層は二度と元には戻りません。
ゆえに慎重にやらざるを得ない作業なのです。
さらに言うと、つま先のキズは普段使いで履いていると必ずついてしまうものです。
それを事あるごとにヤスリ掛けをしていては、つま先の革がなくなってしまいます。
そうするよりは、つま先のキズを極端に気にせず「味として育てる」
というおおらかな視点で靴を育てていくというのもひとつの考え方です。

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